個人事業と法人の違いを比較

事業を開始する方法は個人の場合と、会社組織などの法人の場合があります。よく比較されますが、どちらにも良い面もあり、悪い面もあります。どちらを選ぶかは、扱う商材によりますし、資金にもよります。

資金がない場合は、当然個人事業の方が簡単ですよね。開業届をだして、屋号を決めると個人事業主です。簡単に始められる分、信用面では会社組織には勝てません。事務員を雇わなくても事業を開始できますし、簡単な帳簿ですみますから、初めての起業には向いています。

ただ、会社組織が複数の人材でこなしている作業を一人で全てこなしていく必要もあるので、幅広い知識や経験も必要ですし、ミスをすると全て自分自身に責任が掛かってきます。

そして、会社組織などの法人の場合は、帳簿などに手間が掛かりますし、資本が必要になってきます。しかし、個人事業と比べものにならないくらいの社会的な信用があります。また、税金面ですが、必要経費に認められる範囲が広がりますので、無駄に税金を払うことが少なくなることも考えられます。当然、資金繰りもスムーズに行く場合が多くなります。

個人の方が相手の事業の場合は、個人事業でも取引は十分可能ですが、企業相手の事業の場合は、会社組織でないと全く相手にされないことがあります。やはり、扱う商材によっては、会社組織で事業を行った方がスムーズに進みます。

◇◇◇個人事業と会社組織の比較表◇◇◇
  個人事業 法人事業
開業の手続き 費用が少なくて、手続きは簡単 提出書類が多く、やや煩雑。
設立費用が必要
最低資本金・開業資金 ほとんどかからない 有限会社300万円
株式会社1,000万円
ただし、特例あり(1円起業)
社会的信用・取引上の信用 低い 会社組織ということで有利な場合が多い
税金 必要経費は認められにくいので、税金が増える場合がある 必要経費が認められやすいので、節税がしやすい
経営責任・リスク 個人に全責任がかかる リスクは、出資範囲に限られる。個人資産が担保の場合は返済
経理 青色申告か白色申告で帳簿は簡易帳簿の記載で良い。自分でできる 複式簿記による記帳が必要です。税理士に頼むことが多い
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